石破ショック
- 畑村秀俊
- 2024年10月2日
- 読了時間: 2分
9月30日に日経平均が急落しました。
一時2,000円以上下がり、4.5%ほど下落しました。
石破さんは以前から「金融所得税強化」を発言していました。
株式の売却で得た利益や、利子については20%の所得税がかかります。
さらにそれを増やそうという政策です。
高所得の人の給与所得税の税率と比べると低く、よく議論の対象となります。
「汗水たらして働いて得た収入しか認めない」という考えは根強いですね。
9月27日(金曜)に石破さんが自民党総裁に選ばれ、さっそく週明けの月曜日、株式市場に対する悪影響が懸念され急落となりました。
「マーケットは素直」という言い方があります。株式市場は石破さんに「NO!」と言ったという事です。
「資産効果」という言葉をご存知でしょうか?
不動産や株の売却で得た利益は高額消費に向かいやすく、景気が良くなるという考え方です。
一方、賃上げにより国民全体の所得を上げて景気を良くしようという考えもあります。
どちらも重要ですが、皆さんはより効果が高いのはどちらだと思いますか?
ちなみにアメリカ人全体の金融所得は540兆円あります。日本人の40倍です。
人口は約3倍なのにです。
アメリカ人には、毎年日本の国家予算と同じくらいの金額が黙っていても入ってくるという事です。
この差こそ「資産効果」といえるのではないでしょうか。




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